ノコギリヤシとナツシロギクは使い分けたら良いらしい。

育毛サプリメントで有名なノコギリヤシとナツシロギク、この二つは古くから人々飲まれてきたハーブの一種です。どちらも天然の成分なので副作用のリスクが低く、安心して飲むことができます。

ノコギリヤシは…

多くの男性が悩んでいる男性型脱毛症（AGA）は、強力な脱毛作用をもつ男性ホルモンのジヒドロテストステロンが原因となっておこります。ノコギリヤシエキスに含まれるステロールやオクタコサノールは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変えてしまう酵素５α－リダクターゼの働きを阻害するので男性型脱毛症に効果があると期待されます。またノコギリヤシには豊富な栄養成分が含まれています。

ナツシロギクは…

ナツシロギクにはパルテノライドが含まれています。このパルテノライドがジヒドロテストステロンの過剰にあるところで活性化するNF－κBを抑制する作用があるために、脱毛症を改善する効果があると言われているのです。NF－κBは、がん転移や、リウマチなどさまざまな炎症を引き起こす司令塔役のたんぱく質です。パルテノライドはこのNF－κBと結びつくことにより、炎症を抑える働きを持つのです。炎症が頭皮に起こってしまうと、ヘアサイクルが乱れてまだ成長期にあるはずの毛髪が休止期に入り抜けてしまうので脱毛が進みます。パルテノライドは頭皮の炎症を抑えてヘアサイクルを整えてくれる作用があるので脱毛症に有効と言われています。

ノコギリヤシはジヒドロテストステロンの生成を抑制し、男性型脱毛症を防ぎます。一方ナツシロギクは、ジヒドロテストステロンが活性化させたNF－κBにより起こる脱毛症を改善する効果があります。

順番としてはテストステロンが５α－リダクターゼによりジヒドロテストステロンになり、過剰なジヒドロテストステロンがNF－κBを活性化して脱毛が進むと言えます。

使い分けのポイントはココ！

よってノコギリヤシとナツシロギクの使い分けとしては、脱毛の初期ならノコギリヤシを摂取し、脱毛がある程度進んでいるならナツシロギクを摂取するのが良いと言えるでしょう。ただ脱毛の原因は男性ホルモンによるものだけでなく、睡眠やストレス、栄養状態なども密接にかかわっているのでこれらも見直すことを忘れてはいけません。

しかし、自分がなにが原因で脱毛が起こっているかわからないという方は、専門のクリニックにいくことももちろん推奨しますが、ノコギリヤシとナツシロギクを併用して摂取するのも一つの手段だということを覚えておいてください。ノコギリヤシもナツシロギクも容量を守れば天然の成分なので、安心して併用できるのです。