ノコギリヤシとプロペシアの違いについて調べてみた。

髪の毛の悩みを抱えている人ならば名前くらい知っている人も多いと思いますが今回はノコギリヤシとプロペシアの違いについて紹介していきたいと思います。

ノコギリヤシについて

ノコギリヤシは古くからアメリカ先住民の生活に取り入れられてきた植物です。主に健康維持や精力回復のなどの常備薬として使われてきました。現代では前立腺肥大症の治療目的に使われている一方で、育毛・発毛を促す効果を期待する目的でも広く使われています。

日本やアメリカではサプリメントとして普及しているのでドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。

悪性の男性ホルモンとも呼ばれるジヒドロテストステロンは、毛根に作用し毛乳頭細胞を萎縮させることで抜け毛を促進します。ノコギリヤシに含まれるステロールやオクタコサノールが、テストステロンと結合してジヒドロテストステロンに変換する５α－リダクターゼの働きを阻害するので、ノコギリヤシエキスはジヒドロテストステロンが原因でおこる男性型脱毛症（AGA）を改善する効果が期待されるのです。

プロペシアについて

プロペシアは２００５年から日本国内でも販売が開始されたAGAの治療を目的とした経口薬です。一般的には医師の処方が必要で一錠で約３００円もする高価な薬ですが、海外から個人輸入することで安価に手に入れることもできるようです。

プロペシアもノコギリヤシと同様に５α－リダクターゼの働きを阻害し、AGAを改善する効果があります。同じような働きを持つノコギリヤシとプロペシアですが、決定的に違うことがあります。ノコギリヤシは自然の成分なので副作用のリスクが少ないものの効果も低いといえます。プロペシアは薬なので一定の期間服用することで抜け毛の減少や発毛などの効果を実感できるが、精力減退や鬱的症状などの副作用のリスクがあると言われています。

まとめ

AGAは進行性のものなので一度ノコギリヤシやプロペシアで症状が改善しても、飲むのを止めればまたもとの頭皮の状態に戻ります。長期間の服用が必要になるので、まだそれほど深刻な症状でない人でしたら、価格が安くて副作用のリスクがほとんどないノコギリヤシサプリメントで様子をみるのも一つの手だと思います。その際は生活習慣や食生活の見直し、正しいシャンプーで頭皮を清潔に保つこともお忘れなく・・・。